高市首相の「存立危機事態になり得る」という発言を検証。 <前提> (1)高市首相の発言は 「中国が台湾を武力攻撃した場合」でなく 中国が戦艦で海上封鎖し 「海上封鎖を解く米軍に対して中国が武力の行使した場合」 対象は米軍への攻撃! *台湾への武力攻撃との誤解がある。 (2)結論(個人の見解) ・「海上封鎖を解く米軍に対して中国が武力の行使した場合」に 「存立危機事態になり得る」。 (*「なり得る」は「なる可能性がある」という意味) ・ただし「海上封鎖を解く米軍に対して中国が武力の行使した場合」でも ①「台湾と与那国島が近い」 とか ②「中国が戦艦で海上封鎖」 (*日本向け原油タンカーが太平洋側に迂回すれば航行できる場合) だけでは「存立危機事態」ではなく「重要影響事態」と思う。 【補足】 (3)自衛隊の行動に関する3つの事態(2025/11/11日経) ①重要影響事態 放置すれば直接の武力攻撃を受ける恐れ ②存立危機事態(集団的自衛権の行使想定) 他国が攻撃を受ける+日本の存立への脅威(日本への直接攻撃はない) ③武力攻撃事態(個別的自衛権の行使想定) 日本への直接攻撃 (4)上の3つの事態のケーススタディ 分かり易い方から ③武力攻撃事態(個別的自衛権の行使想定) ・中国が自衛隊基地、在日米軍基地など日本の領土を攻撃 ・中国軍が日本の領土へ侵入 ①重要影響事態 ・中国が台湾を武力攻撃した ・中国が戦艦で台湾を海上封鎖 ②存立危機事態(集団的自衛権の行使想定) <日本の存立への脅威(日本への直接攻撃はない)> ・中国が自衛隊基地、在日米軍基地など日本の領土をミサイル攻撃「準備」 ・中国軍が日本の領海へ侵入(無害通航を除く) ・日本向け原油タンカーの航行を長期間阻止 *太平洋側に迂回すれば航行できる場合は除く <他国が攻撃を受ける> ・上記脅威解消のために出動した米軍を中国が武力攻撃した